さあ、今日もエクササイズの時間だ。
今日のエクササイズは、心房粗動(AFL)の心電図波形だ!
心カテ室において、心房粗動(AFL)はアブレーションの手技と深くかかわる重要な疾患だ。
ふら~っと心カテ室に入って心電図を見たときに、
「あ、今AFLですね。」
なんて言えたら最高にかっこいいぞっ(o^ー’)b!!
このエクササイズでしっかり理解するんだ!
これが、心房粗動(AFL)の波形を覚えるエクササイズの全貌だ!
心房粗動(AFL)の心電図波形 |
~特徴~ ■基線にのこぎり歯のような波形(粗動波=F波)がある ■RR間隔が規則的(等間隔) |
心房粗動(AFL)の心電図波形について整理していくぞ!
まず、心房粗動という疾患について確認しよう。
心房粗動とは、
心房内を、電気的興奮が規則正しく旋回(リエントリー)し、
規則的に心室に伝導する頻脈
の事を言うぞ!
心房粗動の心電図波形には2つの特徴がある。
①基線にのこぎり歯のような波形(粗動波)がある
②RR間隔が規則的(等間隔)
以上の2つだ!!
心房粗動では心房内で電気的興奮の旋回(リエントリー)が起こっている。
この興奮の旋回がのこぎり歯のような波形(粗動歯)をつくるんだ。
そして、
電気的興奮の旋回(リエントリー)は規則的に心室に伝わり
心室が規則的に収縮する。
そのため、RR間隔は規則的(等間隔)になるぞ!
メカニズムとセットで波形の特徴を理解しよう!
心電図の読み方:心房粗動(AFL)のエクササイズを始めるぞ!
心房粗動エクササイズ① 空欄を埋めて表を完成させるんだ!
早速、心カテ隊員専用ページから、
『心電図の読み方:心房細動・心房粗動の波形を覚えるエクササイズシート』をダウンロードし印刷しよう。
まだ心カテ隊に入隊していない人は、今すぐ入隊してエクササイズシートを入手しよう。
エクササイズシートの3ページ目に、
心房粗動の心電図波形をまとめた表が用意されている。
これは穴埋め用で、
大きい空欄には手書きで波形を書き、
下の『~特徴~』の欄は空欄を穴埋めして心房粗動波形の特徴を理解しよう!