心筋梗塞 タバコ

タバコを吸う人は3倍以上心筋梗塞になりやすい

タバコを吸う人が癌になりやすいというのは良く知られていますが、
タバコは癌だけでなく心筋梗塞になりやすくもします。

 

 

これは、タバコを吸うことで血管が収縮し血圧が上昇するためで
血圧が上昇することでる脂肪酸の血中濃度が上がり動脈硬化を促進させるのです。
また喫煙によって発生する活性酸素も動脈硬化を促進させるきっかけとなります。

 

 

国立がん研究センターの大規模調査では
タバコを吸う人は、そうでない人と比べて3.6倍心筋梗塞になりやすいという結果がでています。

 

 

心筋梗塞の治療後の人がタバコを吸うと再発のリスクが高まります。
そのため、心筋梗塞のリハビリの過程でタバコを吸う人は禁煙が必須です。
万が一、心筋梗塞治療後にタバコを吸い続けると再発して命を落とすことも十分考えられます。

 

 

現在タバコを吸っている人でも、禁煙することで心筋梗塞のリスクを減らすことができます。
先ほどご紹介した大規模調査のデータによると
禁煙による心筋梗塞リスクの低下は比較的早い段階で現れ
以前はそれなりにタバコを吸っていた人でも、禁煙から2年も経過すると非喫煙者と同等程度まで心筋梗塞の発症率が低下します。

 

 

現在ではニコチンパッチなどの禁煙グッズが充実しており、
また病院で禁煙外来が設置されていたりと以前より禁煙しやすい環境が整っています。
どうしても自力で禁煙できない場合は、医師に相談すると禁煙しやすいでしょう。


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