さあ、今日もエクササイズの時間だ。
今日のエクササイズは、洞房ブロックの心電図波形だぞ!
洞房ブロックは、洞不全症候群(英名:Sick Sinus Syndrome/ 略語:SSS)のⅡ型に分類される徐脈だ。
このエクササイズでしっかり理解するんだ!
これが、洞房ブロックの心電図波形を覚えるエクササイズの全貌だ!
洞房ブロックの心電図波形 |
~特徴~ ①突然のP波+QRS波の脱落 ②P波の間隔は洞調律時の整数倍*P波が何拍も脱落した場合、補充収縮によるQRS波が出る |
洞房ブロックの心電図波形について整理していくぞ!
まず、洞房ブロックという疾患について確認しよう。
洞房ブロックとは、
洞結節の興奮が心房全体に伝達しない事で起こる徐脈
のことを言うぞ!
洞房ブロックの心電図波形には
①突然のP波+QRS波の脱落
②P波の感覚は洞調律時の整数倍
という2つの特徴があるぞ!!
波形特徴と疾患のメカニズムを結びつけていこう。
まず、洞房ブロックでは、
洞結節の興奮が心房全体に伝わっていない。
そのため、P波が突然脱落し、それに伴ってQRS波を脱落するんだ。
そして、洞結節自体は正常なリズムで興奮しているため
P波の間隔は洞調律時の整数倍になるぞ!
波形とメカニズムは必ずセットで理解しておくんだ!
ちなみに、洞房ブロックは軽度の場合は自覚症状すらない。
しかし、悪化すると失神の原因になりうる。
症状の強さによってはペースメーカの適応も検討されるぞ!