さあ、今日も心カテ用語を解説していくぞ!
今日解説するのはbpm、ppmとHRだ。
心カテ室では1分当たりの心拍数の事をbpm、ppmもしくはHRと表記する事が多い。
bpm・・・beat per minuite
ppm・・・pacing per minute
HR・・・heart rate
どれも全て1分当たりの心拍数を意味する用語だ。
HRは病棟とかでも結構使われていて馴染みがある人も多いと思う。
bpmやppmはどちらかというとアブレーションや一時ペーシングカテーテルでよく使われていて、
例えば200回/分のレートでペーシングしたいとき、「200 bpm(ppm)でペーシングして〜」といった感じで使われる。
またラボ上で頻拍周期を計る際もbpmやppmを使って心拍数を表記していくぞ!
HR、bpm、ppmすべて1分当たりの心拍数を示す単位だ。
厳密な使い分けは特になく、みんな気分で使ってるから好きな単位を使っていこう!
心拍数(bpm, ppm, HR)の平均値
大人の心拍数の平均値はだいたい60〜90くらいの値とされている。
ただ、実際のところカテ室では薬の副作用で心拍数が50台になったり、逆に90以上になったりすることがザラにある。
カテ室で心拍数に注目する際は、今現時点での心拍数ではなく、入室時との比較で心拍数の変化に着目した方がより患者さんの状態を正確に把握する事ができるぞ!