さあ、今日もエクササイズの時間だ。
今日のエクササイズはPSVT(発作性上室性頻拍)のアブレーションで使用するカテーテルの種類だぞ!
PSVTのアブレーションでは、
様々なカテーテルを使用して頻拍の機序を解明し、その原因を焼灼していく。
そこで使われるカテーテルの種類と使用目的をエクササイズを通してしっかりマスターするんだ!
これたエクササイズの全貌だ!
PSVTのアブレーションで使用するカテーテルの種類
PSVTスタート時
・RAカテーテル
・Hisカテーテル
・RVカテーテル
・CSカテーテル
・アブレーションカテーテル
追加で使う可能性のあるカテーテル
・Haloカテーテル
PSVTのカテーテル配置
PSVTのアブレーションで使用されるカテーテルについて1つずつ整理していくぞ!
使用するカテーテルの種類
PSVTのアブレーションで使うカテーテルは主に5つだ。
・RAカテーテル
・Hisカテーテル
・RVカテーテル
・CSカテーテル
・アブレーションカテーテル
これらの5つが手技スタート時に使われていく。
その後、手技の状況しだいでHaloカテーテルを追加て使うこともあるぞ!
カテーテルの使用目的
①RAカテーテル
RAカテーテルは右心房に留置されるカテーテルで、A波(心房電位)を見ることが出来る。
手技中のEPS(電気生理学的検査)で心房ペーシングを行ったり、室房伝導(VA conduction)を見る際に心室からの逆伝導の有無を調べる際に使われるんだ。
②Hisカテーテル
HisカテーテルはHis近傍に留置されるカテーテルで、A波、His波(His電位)、V波(心室電位)を見ることが出来るぞ!
EPSの際に、ジャンプアップの有無を確認したり、通電中に起こるかもしれない房室ブロックをモニターする為に使われるんだ。
③RVカテーテル
RVカテーテルは右心室に留置されるカテーテルで、V波を見ることが出来るぞ!
手技中のEPSで心室ペーシングを行ったり、室房伝導(VA conduction)を見る際に心房からの順伝導を確認する為に使われるんだ。
④CSカテーテル
CSカテーテルはCS(冠静脈洞)に留置されるカテーテルで、A波とV波を見ることが出来るぞ!
手技中ではAVRT(房室リエントリー頻拍)の逆行性A波を確認したり、通電中の房室ブロックをモニターする為に使われるんだ。
⑤アブレーションカテーテル
アレーションカテーテルは、高周波で心筋を焼灼するために使用するカテーテルだ。
頻拍の原因となる部位を、アブレーションカテーテルで焼灼することで頻拍を治療することが出来るぞ!
⑥Haloカテーテル
Haloカテーテルは、必要に応じて追加で使用するカテーテルだ。
使うシチュエーションは、AVRTの症例で右房の三尖弁輪上にケント束がある際に使用される。
Haloカテーテルを三尖弁輪上に留置し、ケント束を介した逆伝導の場所を特定しにいく為に使われるぞ!
まとめ
PSVTのアブレーションでは、主に5種類のカテーテルを使って治療を行っていき、必要に応じてHaloカテーテルを追加していく。
何のカテーテルを何の為に使っているのか?しっかり理解できるよう、何度も復習していこう!