PCIのエクササイズ

狭窄病変の形態を覚えるエクササイズだ!

さあ、今日もエクササイズの時間だ。

今日のエクササイズは狭窄病変の形態だぞ!

 

CAGで狭窄病変を確認したときに、病変の形態を見極めることで事前に手技の難易度を指し図ることが出来るんだ。

 

このエクササイズで病変の形態分類をしっかりと覚えるんだ!

 

これが、狭窄病変の形態分類を覚えるエクササイズの全貌だ!↓↓

 

 

■病変分類別 手技の難易度

・限局性病変:易しい

・円筒状病変:やや難しい

・びまん性病変:難しい

 

 

限局性病変 (病変長:<10mm

狭窄病変の分類 求心性 偏心性

 

 

円筒状病変 (病変長:10~20mm

円筒状病変

 

 

びまん性病変 (病変長:20mm以上

びまん性病変

 

 

 

狭窄病変の形態分類について整理していくぞ!

 

限局性病変

限局性病変とは、病変長5mm以下の病変のことだ!

 

限局性病変には、

均一に狭窄している求心性

不均一に狭窄している偏心性の2つがあるぞ!

 

手技の難易度は偏心性の方が高めだぞ!

 

円筒状病変

円筒状病変とは、病変長5~20mmの病変のことだ!

 

円筒状病変には、

辺縁がなめらかな辺縁整、

辺縁が入り組んでいる辺縁不整、

病変にプラークの塊が飛び出ている潰瘍性プラーク

の3種類がある。

 

手技の難易度は、

辺縁整⇒辺縁不整⇒潰瘍性プラーク

の順に高くなるぞ!

 

びまん性病変

びまん性病変とは、病変長20mm以上の病変のことだ!

 

一般的に、びまん性病変に対しては

複数のステントを留置して治療していくことになる。

 

どの長さのステントを選ぶのか、

どの位置にステントを留置するのか、

ステントを重ねて留置するのか、

などなど、

ドクターの考え方次第で様々な治療戦略をとりうる

難易度の高い手技になるぞ!

 

手技の難易度について

病変形態別の手技の難易度は

病変の長さだけでなく、

病変の位置や

病変の石灰化具合によって

総合的に決まる。

 

しかし、病変の長さだけに着目した場合、

病変長が長ければ長いほど

手技の難易度は確実に上がっていくぞ!

 

だから

限局性病変 ⇒ 円筒状病変 ⇒ びまん性病変

の順に手技の難易度が高いんだ!

 

また、均一に狭窄している求心性よりも

不均一に狭窄している偏心性の病変の方が

手技の難易度は高くなる。

同じ長さの病変でも、狭窄の均一具合で難易度が変わるから

しっかりと理解しておこう!

 

 

狭窄病変の形態分類のエクササイズを始めるぞ!

 

エクササイズ① 空欄を埋めて文章を完成させるんだ!

早速、心カテ隊員専用ページから、

『狭窄病変の形態分類を覚えるエクササイズシート』をダウンロードし印刷しよう。

まだ心カテ隊に入隊していない人は、今すぐ入隊してエクササイズシートを入手しよう。

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imageエクササイズシートの3ページに、

狭窄病変の形態分類をまとめた

文章と表が用意してある。

空欄を埋めて、

形態分類のポイントを理解するんだ!

 

 

実際に、書いてみることで

病変形態と手技の難易度のポイントが

効率よく覚えられるぞ!