心筋梗塞 症状

心筋梗塞の症状

心筋梗塞の発作が起こると症状として経験したことのない痛みが20分以上続きます。
痛みの出る部位は胸部だけでなく、みぞおちや腹部、歯や左肩、左腕などに出ることもあります。

 

 

心筋梗塞の初期症状では、「なんとなく胸が苦しい」といったレベルの胸の締めつけを感じることがあります。
その後痛みはどんどん強くなり、心臓が押しつぶされるような激痛に変わます。
突然胸の真ん中辺り、もしくは左側が焼けつくように激しく痛み、
人によっては激痛により意識がもうろうとしたり、冷や汗が出たりします。

 

 

また、場合によっては強い呼吸困難に陥ったり、
心臓の機能が低下し脈拍数が極端に遅くなることで、気を失うこともあります。

 

 

多くの患者さんは激痛を感実ことで初めて体の明らかな異常を感じ病院にいきます。
しかし、中には「しばらく我慢すれば痛みが治まる」と思い我慢し続ける方もいらっしゃいます。

 

 

心筋梗塞で治療が遅れるパターンでよくあるのは、
働き盛りの40〜50代男性の患者さんで、
仕事中に胸痛を感じ明らかな体調不良を感じているにもかかわらず仕事を優先してしまい
症状を限界まで我慢してから救急車で運ばれるというケースです。

 

 

また、糖尿病を患っている患者さんや高齢の患者さんの場合
心筋梗塞の発作が起こっても症状を感じにくく(無痛性の心筋梗塞)、
激痛を感じていなくても検査してみたら心筋梗塞だったというケースもあります。

 

 

胸部に長時間にわたりる激痛がなくても、
普段経験したことのない痛みが20分以上続くようなら躊躇せず救急車を呼びましょう。

 

 

心筋梗塞ではいかに早く治療を開始できるかが、術後の生死を分けます。
(参照:急性心筋梗塞のゴールデンタイム

 

 

早い段階で適切な治療を受ければ、心筋梗塞発作後の致死率は10%以下です。
また、心臓へのダメージも最小限で抑えれるため術後の社会復帰もスムーズになる傾向があります。


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