白衣のポケットにすっぽり入る、文字通りのポケットサイズ本だ！
心カテ室内で仕事してるときでも常に携帯でき、困ったときにすぐに読めるぞ！
内容は手技に特化していて、疾患に関する記述はほとんどない。
解剖と疾患の知識がすべて頭に入っていなければ
何が書いてあるかさっぱり分からないから注意するんだ！
PCIだけでなく、電気生理系の記述も充実していて、
EPSとアブレーションの手順に関する記述は秀逸だ！
巻末の逆引きも充実しているから、困ったときは辞書代わりに使えるぞ！！
目次詳細
1章 心臓カテーテル検査の準備 〈高山忠輝〉1
1．心臓カテーテル室とは 2
2．スタッフ 11
3．術前検査 12
4．説明と同意（インフォームドコンセント） 12
2章 心臓カテーテル検査に必要な手技 〈福島聖二〉13
1．穿刺 14
2．右心カテーテル操作 18
3．左心カテーテル操作 18
4．止血 18
5．止血デバイス 19
3章 カテーテルの種類 〈赤羽正史〉21
1．右心系に使用されるカテーテルの種類 22
2．左心系に使用されるカテーテルの種類 23
3．その他の目的に使用されるカテーテルの種類 26
4章 心臓カテーテル検査各論 27
A．心臓生理機能総論 〈廣 高史〉28
1．心臓の機能について 28
2．心機能を考えるにあたって知っておくべき基本用語 28
3．心機能を考えるにあたって知っておくべき生理学的関係 31
4．さらに深く学ぶために 35
B．血行動態の計測 〈飯田 圭〉36
1．適応，目的 36
2．方法 36
3．評価 38
C．造影検査 〈川野太郎〉46
1．冠動脈造影 46
2．左室造影 53
3．大動脈・下肢造影検査 55
4．短絡疾患の造影 56
D．血管内検査 58
1．血管内検査総論 〈廣 高史〉58
2．IVUS 〈廣 高史〉64
3．血管内視鏡 〈高山忠輝，赤羽正史，齋藤 穎〉71
4．OCT 〈赤羽正史〉79
5．Flow wire（CFR）とPressure wire（FFR） 〈川野太郎〉82
E．心内膜心筋生検 〈小船雅義〉86
1．適応 86
2．心生検に必要なもの 86
3．心生検の方法/採取部位 87
4．合併症 88
F．電気生理カテーテル検査 〈渡邊一郎〉90
1．はじめに 90
2．洞結節機能に対する電気生理検査 93
3．房室ブロックに対する電気生理検査 94
4．上室性頻拍に対する電気生理検査 95
5．心室頻拍に対する電気生理検査 97
5章 合併症とその予防 〈國本 聡〉99
1．心臓カテーテル検査 100
2．電気生理学的検査（EPS） 107
3．PCI 108
4．カテーテルアブレーション（CA－ABL） 109
6章 治療法各論 111
A．PCI 〈高山忠輝〉112
1．PCIについて 112
2．ガイディングカテーテル 113
3．ガイドワイヤー 114
4．POBA（plain old balloon angioplasty） 115
5．ステント 117
6．ロータブレータ 119
B．カテーテルアブレーション 〈奥村恭男〉122
1．カテーテルアブレーションとは 122
2．カテーテルアブレーションの適応疾患 123
3．各疾患におけるカテーテルアブレーションの実際 123
C．ペースメーカー 〈中井俊子〉139
1．徐脈性不整脈に対するペースメーカー治療 139
2．植込み型除細動器（ICD） 141
3．心不全に対するペースメーカー治療：CRT，CRT-D 143
D．PTA 〈川俣博文〉146
1．TASCⅡによる大動脈腸骨動脈・大腿膝窩動脈病変の治療方針 146
2．大動脈腸骨動脈病変のTASC分類 146
3．大腿膝窩動脈病変のTASC分類 147
4．血行再建術 149
5．まとめ 151
E．PTMC，PTSMA 〈福島聖二〉152
1．PTMC 152
2．PTSMA 156
F．下大静脈（IVC）フィルター 〈川野太郎〉160
G．血栓吸引とdistal protection 〈赤羽正史〉164
H．補助循環装置（IABP，PCPS） 〈渡辺和宏，長尾 建〉168
1．IABP 168
2．PCPS 170
7章 心臓カテーテル検査時の併存症の術前・術後管理173
A．糖尿病 〈知久正明〉174
B．術前の感染症対策・管理〈金井孝司〉176
C．高血圧 〈伊藤 哲〉178
D．脳梗塞 〈小船達也〉180
E．整形外科疾患 〈猿谷忠弘〉183
F．腎機能障害（透析を含む） 〈安藤英之〉185
G．心不全 〈市川 誠〉188
H．閉塞性動脈硬化症 〈知久正明，志村暁人〉190
8章 安全管理メモ〈廣 高史〉193
索引 199
