疾患のエクササイズ

虚血性心疾患を覚えるエクササイズだ!

さあ、今日もエクササイズの時間だ。

今日のエクササイズは虚血性心疾患だぞ!

虚血性心疾患には狭心症と心筋梗塞があるが、

心カテ室で活躍するには、これだけでは不十分だ。

この2つをさらに深く掘り下げ、どんなケースだと手技の適応になるのかまで、しっかり理解するんだ。

 

 

これが、虚血性心疾患を覚えるエクササイズの全貌だ!↓

虚血性心疾患

 

心カテ室で扱う心疾患を覚えるエクササイズで出てきたマインドマップを

さらに発展させたものだ。

 

心疾患を覚えるときは、常のこのマインドマップを頭に浮かべるんだ。

でないと、不整脈を覚える時にとんでもなく混乱するぞ!

 

文字が見やすいように、

虚血性心疾患の部分を拡大したのが下の図だ↓

虚血性心疾患

 

虚血性心疾患を整理していくぞ!

 

狭心症

狭心症は、労作性狭心症、異形狭心症、不安定狭心症の3つがある。

それぞれの違いと、心カテ室で行われる手技(PCI:経皮的冠動脈インターベンション)の適応について次の表にまとまってるぞ!

疾患 病態 PCIの適応
労作性狭心症 血管の狭窄が原因。運動時に起こる狭心症 あり
異型狭心症 血管のれん縮(過収縮)が原因。安静時に起こる狭心症 なし
不安定狭心症 血管内の血栓形成が原因。運動時・安静時問わず起こる狭心症 あり

 

ちなみに、カテ室ではPCIの事をPTCAと言うこともある。

どっちも同じ経皮的冠動脈インターベンションのことを指すぞ!

 

心筋梗塞

心筋梗塞は、急性心筋梗塞、亜急性心筋梗塞、陳旧性心筋梗塞の3つがある。

それぞれの違いと、心カテ室で行われる手技(PCI:経皮的冠動脈インターベンション)の適応について次の表にまとまってるぞ!

疾患 病態 PCIの適応
急性心筋梗塞 心筋梗塞発症から72時間以内 あり
亜急性心筋梗塞 心筋梗塞発症から72時間以上1ヶ月まで *医師の判断で適応されることがある。
陳旧性心筋梗塞 心筋梗塞発症から1ヶ月以上 *医師の判断で適応されることがある。

 

 

PCI(経皮的冠動脈インターベンション)の適応について

心カテ室では、しばしばPCIが行われる。

PCIの対象となる疾患は、虚血性心疾患の中の

労作性狭心症、不安定狭心症、急性心筋梗塞

この3つだ。

 

さらに、亜急性心筋梗塞や陳急性心筋梗塞でも、医師の判断でPCIを適応することがあり得るぞ!

 

どれも血管造影をすると、血管が細くなっている。

この細くなった血管を、バルーンやステントで広げてやると血行不良が解消されて、心機能が回復するぞ!

 

 

虚血性心疾患のエクササイズを始めるぞ!

 

虚血性心疾患エクササイズ① マインドマップを完成させるんだ!

早速、心カテ隊員専用ページから、

『虚血性心疾患を覚えるエクササイズシート』をダウンロードし印刷しよう。

まだ心カテ隊に入隊していない人は、今すぐ入隊してエクササイズシートを入手しよう。

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虚血性心疾患エクササイズシートの3ページ目に

空白のマインドマップが用意されている。

これは穴埋め用だから、

上のマインドマップを参考にしながら

空白を埋めてマインドマップを完成させよう!

 

実際に書いてみることで、虚血性心疾患の枠組みが理解できるぞっ!

また当然の事だが、

各疾患の名前は、和名、略語、英名の3つすべてセットで覚えるんだ!

 

虚血性心疾患エクササイズ② 虫食いの表を完成させるんだ!

 

表エクササイズシートの3ページ目の下に

虫食い状態の表が用意されている。

この表を埋めることで、

各疾患の特徴を効率よく覚えられる上、

PCIが適応される疾患が覚えられるぞ!

上の表を参考にしながら、表を完成させるんだ!!

 

 

よーし、その調子だ。いい感じだぞ!

これらの虚血性心疾患とPCIの適応は基本中の基本だ。

自分の中で常識になるまで何度も反復練習するんだ。

 

 

参考になる書籍

病気がみえる vol.2―Medical Disease:An Illustrated Reference