心カテブートキャンプにようこそ!
当サイトでは、心カテ室の新人スタッフ向けに、心カテスキルを短期間で高める特別エクササイズを提供しているぞ!
このページでは「冠動脈の番号(=AHA分類)」を覚えていこう!
カテ室では冠動脈の各部位をAHA分類という通し番号で呼ぶ習慣がある。
(例:RCA3番、LCA7番、LCX11番など)
そうすることで、どの枝が狭窄しているか瞬時に共有できるんだ。
番号を聞いた瞬間にどこの枝か分からないと、話についていけないぞっ!!
AHA分類を覚えようと教科書を調べても、どの枝が何番なのかイマイチピンと来ない。
そこで、このエクササイズでは番号ごとに色分けして、枝を見分けやすいように工夫したぞ!
さらに、記事の末尾では、AHA分類を塗り絵形式で覚えれるエクササイズシートを配布してる!
上手に活用し、効率よく番号を覚えていこう!
これが、冠動脈の番号を覚えるエクササイズの全貌だっ!↓
枝の色と番号の色は一致してるぞ。
冠動脈の枝と番号について整理していくぞ!
枝の番号 | 対応する枝の部位 |
#1 | 右冠動脈(RCA:Right Coronary Artery)の付け根から右室枝(RVB:Right Ventricular Branch)まで |
#2 | 右室枝から鋭縁枝(AM:Aute Marginal Branch)まで |
#3 | 鋭縁枝から後下行枝(PD:Posterior Descending)まで |
#4AV | 房室結節枝(AV:Atrio-Ventricular)を指す |
#4PD | 後下行枝を指す |
#5 | 左主幹部(LMT:Left Main Truck) |
#6 | 左主幹部から1本目の中隔枝(SB:Septal Branch)まで |
#7 | 1本目の中隔枝から第2対角枝(D2:Second Diagonal Branch)まで |
#8 | 第2対角枝から左前下行枝(LAD:Left Anterior Descencing)の末梢まで |
#9 | 第1対角枝(D1:First Diagonal Branch)を指す |
#10 | 第2対角枝を指す |
#11 | 左主幹部から鈍角枝(OM:Obtuse Marginal)まで |
#12 | 鈍角枝を指す |
#13 | 鈍角枝から後側壁枝(PL:Posterior Lateral)まで |
#14 | 後側壁枝を指す |
#15 | 後下行枝(PD:Posterior Descending)を指す |
冠動脈の番号(AHA分類)のエクササイズを始めるぞ!
冠動脈の番号エクササイズ① 枝を色分けして番号を記入するんだ!
心カテ隊に無料入隊すると、エクササイズシートがダウンロードできるぞ!
早速、心カテ隊員専用ページから、
『冠動脈の番号(AHA分類)を覚えるエクササイズシート』をダウンロードし印刷しよう。
まだ心カテ隊に入隊していない人は、今すぐ入隊してエクササイズシートを入手しよう。
さらに、心カテ隊員専用ページには冠動脈のアンギオ画像を一瞬で判読できるツール「アンギオ革命」がダウロードできるぞ!
そっちも合わせてチェックしよう。
エクササイズシートの3ページ目に
真っ白な冠動脈の絵が用意されている。
これは、塗り絵用に用意されているから
上の絵と表を参考にしながら
番号別で枝を色分けし、絵の中に直接番号を記入するんだ。
冠動脈の番号を理解するには塗り絵が一番の近道だぞっ!
よーし、その調子だ。いい感じだぞ!
すべての番号と場所を覚えるまで、このエクササイズを何度も反復練習するんだ。
冠動脈の番号は知ってて当然の最頻出重要単語だ!
ドクター 「おっ、2番が細いね。」
あなた 「先生、2番ってどこですか?」
ドクター 「・・・ ・・・ ・・・・・ 君ここに何しに来てるの?」
なんて事にならないためにも
このエクササイズでばっちり覚えよう!
さらに一歩踏み込んだAHA分類の話(中級者向け)
初心者にはちょっと難しいけど、余裕があったら押さえておきたい話をまとめたぞ!
冠動脈の名称・覚え方のコツは?
冠動脈の各部位の名称について、すべて丸暗記するのは結構つらい作業だ。
各部位の名前の由来について、当サイト管理人の見解をまとめてみた。
こうしたことを意識しておくことで、多少は暗記の負担が減るはずだ!
→冠動脈の名前の覚え方について(*質問掲示板より転載)
LADとLCXの見分け方
初心者にとってLCAを見分けるのは至難の技だ。
LADとLCXは枝が多く複雑で、撮影角度によって全然見え方が違ってくる。
そこで、それらを見分けるポイントをこちらのエクササイズでまとめてみたぞ!
興味があったらチェックしよう!
「ハイラテ」と「インターミディエイト」の見分け方について
AHA分類でよく問題になるのは「ハイラテ(=HL)」と「インターミディエイト(=IMT)」と呼ばれる枝だ。
これらはLMT分岐部からにょきっと出てくる枝で、イマイチ見分けにくい。
この2つの枝の見分け方について、以前、質問掲示板で言及されたことがあるぞ!
興味があれば是非チェックしておこう!
→カテ中にDrが話している「HL」とは何ですか?(*質問掲示板より転載)
心カテをゼロから体系的にマスターしていこう!
心カテブートキャンプでは、解剖から心電図、さらにPCIやアブレーションといった個別手技まで、実践的な知識を網羅的に学べるぞ!
トップページの目次から、苦手な項目を選んで弱点を克服しよう!