さあ、今日もエクササイズの時間だ!
今日のエクササイズは、IABPの看護だぞ!
IABPは心機能が著しく低下した患者さんのための補助循環装置だ。
もともと重篤な患者さんに使用される装置なだけに
IABPでのトラブルは非常に危険だ!
IABP使用中は、患者さんに問題がないか慎重に看護師しなくてはならない。
このエクササイズを通してIABPの看護のポイントをしっかりと覚えるんだ!
これが、IABPの看護を覚えるエクササイズの全貌だ!↓↓
IABPの看護のポイント
①カテーテル挿入部から感染が起こっていないか?
・挿入部の発赤、腫脹、疼痛、熱間、滲出液の有無と程度
・全身の発熱、白血球数、CRPなどの炎症反応の有無
②末梢循環は正常か?
・カテール挿入部より下側の冷感、チアノーゼ、疼痛、痺れの有無
・足背動脈、後脛骨動脈の拍動の有無
・尿量、腎機能所見の有無
③抗血液凝固時間、血液検査結果に異常がないか?
・活性化凝固時間が180秒前後になっているか
・血小板数、ヘモグロビン値、プロトロンビン時間に異常がないか
④バルーンリークが起こっていないか?
・ポンプのリークアラームの確認
・体外チューブに砂状の血塊や水滴上の血液が付着していないか
・大動脈圧波形の異常の有無
⑤IABP挿入位置に異常がないか?
・胸部X線撮影時にバルーンの位置が正しいか確認する
IABPの看護のポイントを整理していくぞ!
IABPの看護のポイントは5つある。
①カテーテル挿入部から感染が起こっていないか?
②末梢循環は正常か?
③抗血液凝固時間、血液検査結果に異常がないか?
④バルーンリークが起こっていないか?
⑤IABP挿入位置に異常がないか?
以上の5つだ。
IABPではカテーテルを留置したままにしておくので
カテーテル挿入部は常に清潔にし、感染症を予防しなくてはならない。
また、一時的に大動脈の血流をブロックするため末梢循環を誤って阻害してまい
虚血状態を引き起こしてしまうことがあるぞ!
さらに、抗血液凝固療法を併用するため血液の凝固時間には常に気を配るんだ!
カテーテルを挿入することで血小板が減少したり
消化管からの出血・溶血・貧血を引き起こすことがあるため
それらの異常にも十分に配慮して、早期発見に努めるんだ!
IABPの看護を覚えるエクササイズを始めるぞ!
エクササイズ①表の中の空欄を埋めるんだ!
早速、心カテ隊員専用ページから、
『IABPを覚えるエクササイズシート』をダウンロードし印刷しよう。
まだ心カテ隊に入隊していない人は、今すぐ入隊してエクササイズシートを入手しよう。
IABPの看護のポイントが
簡潔にまとめられた表が用意されている。
表の中の空欄を埋めて
IABPの看護を理解するんだ!