不安定プラークとは
ちょっとした刺激で破綻するプラークの最終段階のことを言うぞ!
不安定プラークが破綻すると血栓が出来る。
その血栓が血管を詰まらせ急性心筋梗塞を引き起こすんだ。
よく誤解されやすいのだが、
不安定プラークは最終段階まで成長したプラークであるため
血管の狭窄度合い(狭窄率)も高いと思われている。
しかし、実際は狭窄率の低い病変でも
不安定プラークである可能性は十分にある。
一般的にPCIの適応は狭窄率75%以上だが、
狭窄率75%以下の狭窄病変でも
病変の性状を調べると不安定プラークであるケースがあるぞ!
だから、必ずしも
狭窄率の高い病変=不安定プラーク
とは言い切れない。
「この病変は狭窄率が低いから治療しなくても良いね」
なんて言ってたら
実はその病変が不安定プラークで
後日プラークが破綻して急性心筋梗塞で運ばれてくる
なんていうパターンも十分にあり得るぞ!