合併症とは、
検査や治療がきっかけで起こる病気の事を言うぞ!
心臓カテーテル検査や治療でも
さまざまな合併症を引き起こすリスクはある。
PCI(経皮的冠動脈形成術)の合併症
PCIの合併症として挙げられるのは、
バルーンで狭窄病変を拡張した際に冠動脈の内側が傷つく『冠動脈解離』や、
医療器具が冠動脈を貫いて穴を開ける『冠動脈穿孔(パーフォレーション)』、
治療中に血栓が抹消冠血管に詰まる『冠閉塞』
といった合併症だ。
アブレーションの合併症
アブレーションの合併症として挙げられるのは
心筋を焼きすぎて心臓に穴が開いて起こる『心タンポナーデ』
心筋を焼いている時にできた血栓が原因で起こる『肺塞栓』『脳梗塞』
といった合併症だ。
ペースメーカの合併症
ペースメーカの合併症として挙げられるのは
ペーシングリード留置部に雑菌が侵入して起こる『感染症』
ペーシングリード留置時にリードが心臓を貫くことで起こる『心タンポナーデ』
といった合併症だ。
全ての手技で共通して起こる合併症
全ての手技で共通して挙げられるのは
雑菌が体内に侵入して起こる『感染症』、
手技中に使用する薬剤の『副作用』
といった合併症だ。