心筋梗塞　治療

心筋梗塞の治療には、
カテーテルと呼ばれる細い筒を使って治療をするカテーテル治療と
胸部を開胸して体内の血管を切り貼りするバイパス手術があります。

カテーテル治療は循環器内科、
バイパス手術は心臓外科の医師が執刀します。

心筋梗塞になったとき、どちらで治療するかは患者さんの状態によります。

急性心筋梗塞といった緊急性の高い手術の場合カテーテル治療を選択することが多いです。
なぜなら、カテーテル治療のほうがバイパス手術よりも短い時間で治療ができるからです。
（参照：急性心筋梗塞のゴールデンタイム）

発症から数週間〜１年以上時間の経った心筋梗塞（亜急性心筋梗塞や陳急性心筋梗塞）の場合
病変の難易度によって治療方法を考えていきます。

一般的に、治療しやすい病変や治療時に急変しにくい病変を治療する場合はカテーテル治療を選択し
カテーテル治療では治療しにくい難しい病変や、急変リスクの高い病変についてはバイパス手術を選択することが多いです。

またバイパス手術は開胸する大掛かりな手術になるため患者さんの負担も大きいです。
こうした負担に患者さん自身が耐えれるだけの体力があるかも治療方法を決める際に考慮されることもあります。