心カテで使用する薬剤

プロタノール(頻脈誘発作用)を覚えるエクササイズだ!

さあ、今日もエクササイズの時間だ。

今日のエクササイズはプロタノールだぞ!

 

プロタノールは主にアブレーションでの頻脈誘発時に使用される薬剤だ。

心カテにおけるプロタノールの役割をしっかりと理解するんだ!

 

 

これが、プロタノールを覚えるエクササイズの全貌だ!↓↓

 

 

名称 作用 使用のタイミング 使用の目的
プロタノール 頻脈脈誘発作用 アブレーションで、頻脈を誘発する時 心臓内の刺激伝導を促進して、頻脈を誘発しやすくするため

 

 

 

 

プロタノールについて整理していくぞ!

 

プロタノールの作用

プロタノールは頻脈誘発作用を持つ薬剤だ。

 

心臓内の刺激伝導を促進して

通常より頻脈発作を起こしやすい状態にするぞ!

 

本来、プロタノールは

気管支喘息の重症発作などに適用され、

頻脈の誘発は使用上注意すべき事項だ。

 

しかし、アブレーションでの頻脈誘発時は

プロタノールの持つ頻脈誘発作用を応用して

頻脈を誘発していくんだ。

 

プロタノールを使用するタイミング

プロタノールは主にアブレーションで、頻脈を誘発する時に使用される薬剤だ!

 

■アブレーションで、頻脈を誘発する時

アブレーションでは、

頻脈の原因となる刺激伝導回路を特定したり

手技完了後、手技の成否を鑑別したりする場合に

ペーシングによって意図的に頻脈を誘発する。

 

その際、頻脈が誘発されやすい状態にするために

プロタノールを使用するぞ!

 

プロタノールの副作用

プロタノールの禁忌と副作用は以下の通りだ!

 

■禁忌

・特発性肥大性大動脈弁下狭窄症

・ジキタリス中毒

・カテコラミン製剤との併用

 

■副作用

・重篤な血清K値低下

・心筋虚血